生理カップ体験談:フェムテックを考える

私にとって、生理は本当に嫌なものです。
女性で、生理に対して否定的な方のほうが多いのではないでしょうか。

頭痛、腹痛などの体調不良。
イライラ、憂鬱といった気分の浮き沈み。
衛生やにおいの問題。

女性が共通して「辛い」と思っている内容であるにもかかわらず、
あまり情報交換がされにくい話題だな、というのも感じていて、
生理の問題って根深いな…と思ったりします。

私も生理による不調に陥りやすいほうなので、いろいろ対策をしています。
今回は生理中を快適に過ごすために使い始めた「生理カップ」ついて書きたいと思います。

目次

生理カップとの出会い

血をせきとめられればいいんだよね?
なんて安易な考えから、ナプキン以外の生理用品を探し始めたのがきっかけです。

最初に出会ったのがタンポンでした。

使い始めると、経血がつたう感じがなく、快適なことに感動しました!

ですが、タンポンは結構頻繁に取り換えなければならず、連続使用も控えたほうがいいといわれています。

タンポンは快適だけど、つけっぱなしにもできない…
そんな中で、いろんな生理用品を調べることにしました。

海外ではいろんな生理用品がある

海外は日本よりも生理用品の選択肢が広いことを知りました。

そして目に留まったのが「生理カップ」です。

膣にシリコン製のカップを入れて、経血を受け止める。

なるほど…
とっても単純なようですが、カップがきれいに入るのか?
などと疑問にも思いながら、生理カップを使っている人の口コミなどを読み始めました。

よく見られた意見が「コツが必要」、「慣れるまでは難しい」などという内容でした。
生理カップはカップを折りたたんで、膣に挿入し、中でカップの口を開くようにセットします。
私も使ってみたのですが、最初は挿入する角度やカップの折りたたみ方、どこまで入れたらいいのか、など
かなり試行錯誤しました。
生理カップは慣れるまでのハードルがやや高いのです。

生理カップを手に入れた

インターネットの口コミを参考にしながら、生理カップをネット注文しました。
当時、まだ店頭に並んでいるところを見たことがなく、ネットでも公式サイトのみの取り扱いがほとんどでした。

届いた生理カップをみてみると…結構でかい(笑)
これ、入るのかな…
と思いながらも、次回の生理からチャレンジすることに。

生理1週期目は慣れる期間

さて、生理カップを手に入れて最初の生理がやってきました。
最初はうまく入れられず、違和感があったり、漏れてしまったり…
そういったこともあるので他の生理用品との併用をおすすめします。
慣れると生理カップだけでも大丈夫だったりします。

あとは、出し入れになれるまでは、お風呂がおすすめです!
経血で汚れたら流せますし、生理カップが入りにくいときにはカップを濡らすと入りやすいので、すぐ水が使える場所が良いです。
実際、生理カップの出し入れの際には、手指を清潔にする必要がありますし、手が経血で汚れることもよくあります。
なので、外出予定がないときに使ってみるといいと思います。

生理1週期目は慣れるために使う、くらいのゆったりした気持ちで始めることがおすすめです。

生理カップの折りたたみ方や、挿入の角度や深さなどは、体の個人差が大きいので、自分に合った方法を模索するしかないです!
慣れたら本当に快適なので、タンポンをよく使う方であれば、慣れるまでにそれほどかからないと思います。

生理カップを使ってみた感想

生理カップのメリット

なんといっても楽です。
ナプキンのように頻繁に取り換えなくても良いので、外出時の荷物が減らせますし、トイレに行くタイミングもそれほど気にしなくて済みます。

不快感の軽減が、特に大きなメリットと感じています。
経血のつたう感覚が一切ないのと、においの心配をしなくてよいのが、本当にありがたいです。

また、使い捨ての生理用品よりもトータルでは経済的なのも良いですね。
環境にも優しいのだと思います(私にとっては副産物的なものですが)。

生理カップも入れっぱなしでいいわけではないのですが、使い捨てのナプキンなどに比べたら、はるかに便利かと思います。

生理カップのデメリット

使い捨ての生理用品と違って、衛生管理を自分でする必要があります。
使う前の煮沸消毒や保管方法など、気を付けて使わないといけません。
デリケートゾーンなので、雑菌の繫殖などでトラブルになることも少なくありません。
使用時間や使用方法については、生理カップの説明書などに従ってください。

人によって合う・合わないがある、という点もデメリットに感じます。
最近では、生理カップ自体の大きさにもバリエーションが増えてきたので、
自分に合うものが見つかれば、快適だとは思います。

フェムテックの進化は望まれている

今やフェムテックという言葉が浸透しつつあるくらいに、日本でも生理について考えられるようになったのではないでしょうか。

現代の女性が快適に生活できるように、技術がその助けをしてくれる世界になるといいなと思います。

生理は個人差が大きく、大変さも人によって大きく違うので、辛さがわかってもらいにくい、という点にも問題があると思います。

生理も健康問題の1つとして、社会として解決に向かう動きになるといいですね。

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